はじめに


強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。

古典的で、有名なこの言葉は、日本では高倉健の映画「野生の証明」で各々の馴染みになりましたが、もともとは20世紀前半の小説家レイモンド・チャンドラーが作品の中で主役のフィリップ・マーロウに語らせた言葉です。

われわれ日本人も、世界で最も強く、最も優しい心、すなわち「大和魂」を、この日本の地で、じつに2万年にわたって培ってきました。

㈶日本総合戦略研究所は、世界の安全保障などについて、坂上芳洋理事長を中心として、内閣閣僚、国会議員、防衛省、関係企業などに提言を行っておりますが、今般、さらにわが日本人同胞ともさまざまな分野の情報を共有すべく、当新サイトを創設することとなりました。

メインテーマは、日本人が本来持っている「強く、優しい心、すなわち大和魂」の再発見であり、ひいては大和魂を蘇生していこうとするものです。

日本人は、2011年の東日本大震災においても、家族を失い、家を失い、仕事を失った限界状況においてさえも、互いに暴力を振るわず、暴動も起こさず、一糸乱れず、互いに励ましあい、助け合い、支え合いました。まさにこれこそ大和魂ではないでしょうか?

海外のジャーナリストが「海外では決してあり得ないこと」として大賞賛したことは記憶に新しいところです。


ドナルド・キーンさんは太平洋戦争中に、戦地の島で7人だけ生き残った日本兵の手記に遭遇しました。全滅を目前にした飢えと疲労の限界状況の中でさえ、日本兵はささやかに正月を祝っていたのです。「戦地で迎えた正月。13粒の豆を7人でわけ、ささやかに祝う。」 それは日本人の魂でした。

なぜ、限界状況で暴動が起こらず、13粒の豆を分かち合い、ささやかに正月を祝うことができるのか? キーンさんは激しい衝撃を受け、日本の文学、すなわち日本人のこころの研究と紹介に生涯を捧げることになったのです。

人類の愛と和の精神は5000年にわたって踏み躙られ、嘘と金と力に篭絡されてきました。いま、世界は崩壊の危機にあります。

日本人の持つ「大和魂」こそが来るべき破綻から世界を救う原動力であると考えます。

われわれ日本総合戦略研究所は、「大和魂」回復の一助となるべく、みなさまからご教示いただき、みなさまと共に学び合いながら、有効な情報を発信し続けることができれば、誠に幸いであると存じます。

私たち一人一人が自らの大和魂を発見することによって、各々の天分を発揮し、また、それによって日本人が世界を救う原動力となることを祈念するものでございます。


2018年6月27日

相談役 古鳥文康




那須の森林は縄文の森をイメージさせてくれます